Stan Diary powered by Hatena

スタンの日記です

読書

寒さと気持ちの変化、ブラックミックスのアスリートたちが入れ替わる復讐劇

なんだか急に寒くなった。このまえ11月の真夏日だったのに朝は気温10℃以下になっている。まだ晴れる日が多いのがいいけれど、雨だったりするとなんだか気持ちもどんよりする。 陸上選手のケンブリッジ飛鳥とサニブラウン・ハキームとバスケの八村塁はブラッ…

「Phantomファントム」羽田圭介を読んだ

羽田圭介が旅番組でヌードをご披露しているのを見て「恥ずかしげもなく白い肌さらしてちょっと気持ち悪い」と思ったけれど、そういうオレも目の下や手の甲のシミが気になって2か月前からビタミンⅭの錠剤をのんでいたりする。シミを気にする前に単調増加傾向…

「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンスを読んだ

今月で勤めをやめてまる4年になる。無職バンザイ! 蓄えを切り崩しての生活である。退職時より300万円ぐらい流動資産が減った。あんがい減っていないなあ。まあ失業給付もあったし、けっこうつましく生活しているからかもしれない。固定資産の持ち家は買っ…

「ヤクザと原発」を読んだ

日本で捕れたナマコが香港に輸出される。乾燥された加工ものを日本が輸入し高級中国料理店で提供される。そもそも日本産のナマコは密漁でとったものでそれは地元のヤクザのしのぎになっている。だいぶ前に読んだ「ヤクザとサカナ」という本に書いてあった覚…

最近の読書の傾向がアレ

いつぞやのNHKのプロフェッショナル仕事の流儀でX JAPANのYOSHIKIが出ていた。 元グループメンバーのToshiの名前が一度も出なくて闇だねえと思った。 洗脳からの解除するために、世間で話題のあの宗教が使われたように読み取れる。 毒をもって毒を制するのか…

「追悼の達人」嵐山光三郎を読んだ

先の国葬の時、菅さんが弔辞を読んでいる姿をTVで見て、くぐもった声は国会答弁よりも弔辞向きだと思った。一度も嚙まなかったようだが、声を詰まらせるところはちょっとぐっときてしまった。 嵐山光三郎の「追悼の達人」は明治から昭和の文豪がどのような弔…

「しらふで生きる」町田康を読んだ

飲めるんだけど敢えてお酒を飲まないライフスタイルをSoberCurious(ソバーキュリアス)というらしい。カッコつけてんじゃねーよ。 町田康は常に飲みたい欲にかられていたようで「酒飲みてえ!」ということだけしか書いてない。読んでいて気の毒になるくらい…

「クジラアタマの王様」伊坂幸太郎を読んだ

伊坂幸太郎作品は読みやすいなあ。この前に千葉雅也の「オーバーヒート」を途中で挫折したので、もう長い小説は読めなくなってしまったのかと思っていた。 主人公が思いもせずに事件に巻き込まれていく形はもう読んだことある感は出てしまうけれど、会話でス…

「なかなか暮れない夏の夕暮れ」江國香織を読んだ

これタイトルに「暮れ」が2回もでてくるのアリなの?クレクレタコラ? なかなか暮れない夏の夕暮れ。なかなか煮えないおでんの大根。見上げたもんだよ屋根やのふんどし。 実は大根はそんな煮えにくくもない。 おでんの大根はダシをかけてラップして五分レン…

「三月のライオン⑯」を読んだ

川本家の女子たちと桐山が正月にジグソーパズルをやるという前半の話。 なんだかほんわかハッピーで羨ましい! 桐山の不幸境遇とか、将棋を指すこと以外は上手にやれないところがイイんじゃん。 すっかりひなたと仲良くなちゃって、もう! あああ家族もつく…

「リボルバー」原田マハを読んだ

誰が引き金を引いたのか?「ファン・ゴッホはほんとうにピストル自殺をしたのか?」 「殺されたんじゃないのか?……あのリボルバーで、撃ち抜かれて」 ゴッホとゴーギャンの関係とか、弟テオの献身とかの史実は有名なので、読んでいる途中で、というか表紙オ…

きのう何食べた?⑱を読んだ

シロさんとケンジのゲイカップルの永遠に続くような日常。 同性による婚姻が法律的に認められるようになれば、結婚するって区切りでこの漫画も終われるのにね。 シロさんがケンジに財産を譲る遺言書を書くというなかなかエモい展開になっている。 きのう何食…

「正欲」朝井リョウを読んだ

オレはマイノリティーの中ではメジャーな方なのか...? 世の中にはいろんなひとがいて、それぞれのあり方を認めるのが「ダイバーシティ」なんでしょぐらいの理解しかない。 例えば水道の蛇口から水を出しっぱなしにすることで「性的興奮」を覚える 人が居…

「きのう何食べた?⑰」を読んだ

もう10年も読んでいるだな。一年前にはドラマ化もされた。 相変わらずなゲイカップルの日常だけど、変わらなすぎる。 きのう何食べた?(17) (モーニングコミックス) 作者:よしながふみ 発売日: 2020/08/20 メディア: Kindle版 オレが住んでいるマンショ…

「一人称単数」村上春樹を読んだ

夏は苦手だ。今年は体調が史上最悪だ。 コロナと猛暑でアタマおかCくなっている。 イライラが止まらない、こうやって人は崩れていくのか。 「小人閑居して不善をなす」 stan.hatenablog.com 1000頁をこえる長編「騎士団長殺し」を読んだのはもう3年前だけど…

「逆ソクラテス」伊坂幸太郎を読んだ

小学校高学年を懐かしむことは無いなあ。 担任はすぐにビンタ飛ばしてくるオバサンで、あからさまに「えこひいき」をする嫌な人だった。ヒステリックにぶったたかれた。 本作品に登場する「磯憲」のように、成長した元教え子からも長く慕われるような先生に…

きのう何食べた⑯を読んだ

きのう何食べた?(16) (モーニング KC) 作者:よしなが ふみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/12/23 メディア: コミック たぶん...主人公のシロさんと同じ年だと思う。 やはり50何歳の日本人にとっては、今日的な「親の問題」が描かれている。 両親を…

「青い秋」中森明夫を読んだ

青い秋 作者:中森 明夫 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2019/10/22 メディア: 単行本 おたくの名付け親でアイドル評論家の作者が「平成」を振り返る作品 小渕さんが「平成」と掲げた日、オレは池袋のカラオケBOXでテレサテンの「時の流れに身をまかせ」を…

「生きるぼくら」原田マハを読んだ

生きるぼくら (徳間文庫) 作者:原田 マハ 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/09/04 メディア: 文庫 いじめから引きこもりになった青年が、母親の失踪がもとに、蓼科で稲作をして自分を取り戻していくという話。 ひきこもりの人はいきなり都内から中央…

3月のライオン⑮を読んだ

この前Kenkenと呑んでいた時 「3月のライオンはどうなって終わると思うか?」という話になった。 ① 桐山零はなにかの将棋のタイトルをとる ② 二階堂は死んでしまう ③ あかりさんと島田九段が結婚する 3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス) 作者:羽…

「身体の言い分」内田樹 池上六郎を読んだ

精密な人生計画なんか立てるな。取り越し苦労をするな。 チャンスは向こうからやってくる。 嫌な仕事なんてとっとと辞めてしまえ。 ということなのかな。 身体の言い分(毎日文庫) 作者: 内田樹,池上六朗 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2019/04/06 …

「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎を読んだ

今週のお題「読書の秋」 好きな作家なのでほとんどの作品は読んでいたけれど、単行本の「火星にすむつもりかい?」が全然読み進めなくてブックオフ行きになって以来読んでいなかった。 最近は「小説を読む」こと自体ができなくなってきていている。 しなくな…

ロバート・B・パーカー「背信」

私立探偵スペンサーは料理をする。部屋は片付いている。オレと一緒じゃん。 背信 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-47 スペンサー・シリーズ) 作者: ロバート・B・パーカー,菊池光 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2008/06/25 メディア: 文庫 購入: 1人 クリ…