このまえ玄関ロビーのメールボックスのところでマンション管理人さんと会った。
「○○さん... 実はわたし今月で退職することになりました」と声をかけられた。
「建物ができた当時からなので...5年になります」
「あっ お疲れさまでした~お世話になりありがとうございます」などど簡単なご挨拶をしたのだが...なんで管理人さんがオレの名前を知ってるんだ?
つらつら思い出すに、
何年か前、エントランスの植栽のモミジの枝に洗濯物のような何かが引っかかっていてそのままになっているので、手紙を書いて管理人室のポストに入れたことがある。当時まだオレは仕事していたし、管理人さんは午前中で帰ってしまう。
当日に「ご指摘のあったその洗濯物のようなもの...ちょっとわからないのですが」との返事が我が家のポストにあった。
二日後ぐらいに朝出勤時にゴミ置き場で会ったので、エントランスまで二人で行って問題の洗濯物のようなものを発見して取り除いてもらうことになった。
「ごめんね。なんかクレームみたいな手紙いれちゃって。庭師の息子だからさ。植木になんか引っかかっているのが気になって仕方なくってさ。」
そうか、リオデジャネイロ・オリンピックの時に引っ越してきたから5年か。
吐き出し窓のシリンダープレスが汚れていて気になっていたけれど、入居時に「ここは素人には掃除できません」と管理人さんに言われた気がしていたのでほっておいたが、本当にできないか調べたら出来そうに思えたので、やってみた。
五年後の自分のために、説明書を残しておくことにする。
管理人さんは後任がきまるまでは管理会社から代打がでるとのこと。
あの管理人さんだからこの管理会社にするんだよねっていう話が管理組合の総会ででていたりするくらい、よくやってくれた管理人さんだった。さようなら。