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スタンの日記です

いち近隣住民としては神宮外苑の再開発は賛成だ

オレは災害時の広域避難場所神宮外苑になっている新宿区民だ。日曜日のサイクリングロードの開放日に自転車に乗って行くときもある。

亡くなった坂本龍一が外苑の森の木を切るなと都知事や新宿区長などに手紙を書いて再開発反対を訴えたというニュースを見た。いち近隣住民としては神宮外苑の再開発に賛成するので、あまりしないのだがブログに意見を残しておく。

 

グーグルアースで航空写真を見てもわかるのだか、神宮外苑は確かに木は多いけれど森っていうほどではない。有名な銀杏並木もそうだが人が植えた「街路樹」だ。その銀杏並木もなくならずに残るし、計画では伐採した木の数よりも多く植樹をするとのこと。

明治神宮神宮外苑は離れた場所にある。「自然を残せ」と反対している人は原宿の明治神宮の境内の木と勘違いしているのではないか。参道の森はそもそもご神域なので開発どころか人が立ち入れないってブラタモリでも言っていた。

神宮球場秩父宮ラグビー場は相当老朽化しているので立て替えたほうがいいし、絵画館前の軟式野球場といっている荒れた野原のところもテニス場にしたほうが利用価値が上がるし景観も良くなるだろう。

新しく作る球場のせいで銀杏並木が枯れるかもしれないという話があるらしい。そんなことあるのかな。植木屋の息子としては「樹木は案外強い。そして寿命もある」と思っている。そもそも人が植えた街路樹なんだから枯れたら植えなおせばいい。

高層ビルを建てることについてはしなくてもいいが、となりの伊藤忠の本社ビルも古いので立て直したいのだろう。三井不動産だから「ミッドタウン外苑」とネーミングして商業施設を作りたいのだろう。事業主の明治神宮は樹木をメンテナンスしていくためにも収益をあげなくてはならない。

 

東京の都心部には緑が結構ある。表参道にはケヤキが新宿通りにはプラタナスがオレんちの前の通りにはコブシとハナモモが街路樹で植わっている。神宮外苑だけじゃなく新宿御苑も代々木公園もある。西新宿の高層ビルの周辺には緑地化されたパブリックスペースがある。全部計画されて人の手で植えられたものだけど、起伏に富んだ土地とも相まってなかなか素敵な都市景観だと思う。

古い建物が壊されて新しくなる。どんどん新陳代謝していってきれいに便利になる。来るべき災害に備えて計画・整備していく。同時に緑も増やしていく。人が増えて経済も活発になる。オレはボケっと生きているけど東京は変わり続けるんだと思う。それでこその東京なんだと。