いつになったら涼しくなるのやら…東京国立博物館の表慶館で開催されている寒山百得展に行ってきた。
美術館のエントランスのところで借りた「日傘」をさして表慶館までいく。
会期初日だからかすごく空いている。館内の冷房が間に合わなくて所々で大型扇風機がかかっているので、汗が引くまで風に当たらせてもらう。
101点もの寒山拾得図を一挙初公開。
大谷翔平もいるし
アトリビュートの箒と巻物をもっている作品
作成した日が掲示されている以外は何の説明もない。全作品が「寒山拾得」である。
守景「納涼図屏風」風 ジョルジュ・デ・キリコ風
表慶館は入ることがあまりないけど、床のモザイクと天井のレリーフが素敵だね。
一方、本館では河鍋暁斎の大作「豊干禅師」が関連企画として出ている(必見)
寒山拾得といえば橋本治の短篇小説である。汚い中年のじじい2人が他人を気にせず楽しくキャッキャ暮らしている姿は禅の境地であるというテーマを敷衍したBL純愛小説だ。
ミュージアムショップでTシャツを買ってしまった。
脱世の境地には程遠いぜ。