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スタンの日記です

いい時に退職したといわれる

病院を辞めた頃はコロナのコの字もなかったころである。

 

「いい時に辞めた」とか「コロナ禍での状況を予知した?」とか「時代がお前に追いついた」とか言われると少し気持ちがモヤモヤする。

緊急事態宣言が解除されて東京アラートがでるまでの間に、床屋で散髪をしたのだが、いつものお兄さんからも「辞めて正解でしたね」と言われてしまった。

 

たしかにそうなんだけどね。

スゴイ怖くて大変な思いをしないで済んだという点では、流行前に病院を辞めて結果オーライだったかもしれない。年度末の3月に辞めますなんて言えなかっただろう。コロナ禍のなか、病院全体で戦うっていう同調圧力の中で敵前逃亡したら銃殺刑だったろう。

いまは第二波に備えてるところで4月半ばの実質医療崩壊状態ではないだろうけど、またいつ来るかわからないしねえ。感染症患者を受け入れた病院は軒並み経営が苦しくなっているみたいだし。

 

人生は我慢くらべではないのだから、モヤモヤはあるけれど皆が言うように辞めてよかったと素直に思うようにしよう。 

 

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新芽がこんなところから出てきた。