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スタンの日記です

廃棄物と食品の境目

クロ現で廃棄物の「ココイチ」のカツが転売されちゃった件をやっていた。

 

もう15年前ぐらい前だけど、東京都の大田区埋立地にあった産業廃棄物処理業者の処理場に監視に行ったことがある。

病院はたくさん「産廃」を排出する事業者だからね。

 

廃棄物のいろいろ

① 一般廃棄物   いわゆる燃える(燃やす)ごみ。残飯やちり紙。

② 産業廃棄物   粗大ごみ 

          非感染性の廃棄プラスチック

          缶・ペットボトル・瓶などの資源ごみ

          リサイクルペーパー

          機密文書

          感染性廃棄物

          現像液・エタノール等の廃棄薬品

          臓器 

 

血液や体液の付いた感染性廃棄物の処理のコストが一番かかる。

安全・衛生・清潔については、もう狂ったように気を使っている。(やりすぎだよ)

排出元(病棟や外来処置室)で専用のプラスチックの箱に入れて「箱いくら」で引き取ってもらい、箱ごとそのまま焼却処分となる。

排出事業者はだれか、運搬するのはだれか、廃棄処理業者はだれか、最終処分場はどこかなどを記載した「廃棄物処理管理票(マニュフェスト)」を確認することで、法令にしたがって適切に処理したことになる。

 

当時そのへんの廃棄物処理についての契約にちょっとかかわっていたんだけど、上役に「産廃業者はその筋だからな」って言われてビビッタ覚えがある。

産廃業者。。。たしかにちょっとやばいカンジだった。本社は都心の一等地にある。営業の人は非常に低姿勢で上等なスーツと腕時計で身なりがものすごくいい。だけどかもし出す雰囲気とか目の光が怖い。

 

若くて世間知らずだったしDQNな植木屋のばか息子だから、虚勢をはってダメ語で価格交渉とかしていたけど「なまいきなガキだ、殺したろか」って思われていたんじゃないかしらん。

 

結論: 捨てると決まった時点で食品は廃棄物となる

    モッタイナイとは別なハナシ。