オレは「勝手に働き方改革」をしているので、有給休暇を追い込みで絶賛使用中だ。
今日は上野の「ムンク展 MUNCH:A Retrospective」に行ってきた。
東京都美術館の混雑状況はまずまずって感じ。入場まで20分っていわれて並んでいたけど、10分ぐらいで入場できた。
「叫び」だけ見に行ったといっていいので、初期の作品はザ~っと横目で見て「叫び」の展示のところに行ったのであったが、会場が作品保護のためか暗い。暗いけど叫びに描かれたまがまがしい空は思ってた以上にクッキリカラフルにまがまがしていた。
なんていうのか…鮮やかなんだけど気味悪い感じ。展示作品はとても多く十分おなか一杯になる。特に好きな画家というわけでもなかったけど、とてもよい展覧会だった。
ムンク感:
育ちはいいけど器質的に心が病んでいて、自意識がとても強い。人並外れた性欲が抑えきれないので、どんな絵を描いても変態的性交を想起させるものとなる。作品は生涯一貫して、不安、憂鬱、酩酊、病い、死をテーマにしているが、80歳まで生き、生前から世間より評価されたので、案外(いい意味で)世俗的な人なのかもしれない。