昨日の地震があったときは１階の自動精算機に千円札を補充していたんだけど、患者さんが「えっ地震！」と言われて初めて気がついた。とにかく貨幣も補充して鍵かけしなくてはと作業を続けたけど、揺れはなかなか収まらない。待合室のディスプレイがテレビの緊急地震速報に切り替わって、武田アナウンサーが「非難してください!!!」と呼びかけているのが聞こえて「えーなに！ナニ！またかよ〜ヤダ!!!」と思いながらも窓口のポスレジの本締めに取り掛かった。
いまの部署には東北出身者が３人いる。
それぞれのご実家は被災されて、福島県いわき市の出身の方の隣席女子の実家は倒壊して最近建て直したと聞いていた。津波でお父さんを亡くされている宮城県女川の出身のベテラン窓口さんはパニックになって、地元の知り合いの安否確認をしようとしていたけど電話をかけられないぐらい手がふるえていた。
いっぱいいっぱいになってあふれそうな気持ちのもってきようは無い。
もう地震はイヤだ。
