オレの人生に第2章はあるのか?って思っていた。
懸案事項の都内移転計画は、その後進展があって都内某所にマンションを買った。
手付金も払い込んだし、先日「契約書」にも捺印した。
デベロッパーの営業担当から、パーカーのボールペンを「ご契約の記念に」と渡されて署名・捺印した。
なんだかもっと「気持ちが上がる!」のかと思っていたけど、全然実感が無い。
むしろ「引越しがめんどくさい」という気持ちの方が勝っている。
内装のカタログをもらってきたけど、見る気がない。
でも「やべ~血迷ってやっちゃった~!」っていう感でもない。
「結局オレにとってはいい買い物をした」って、思いたい。
部屋のオーナーになったからといって家族が出来るわけではない。
そして家族がいるから幸せであるとも限らない。
なんだかんだいって臆病者のオレが、なんとなくだが前に進んでいる。
いまはこの流れに乗ることにする。
「人生は章で区切れるものじゃない」のかもしれない。
眺めのいい部屋を手に入れた。