Stan Diary powered by Hatena

スタンの日記です

棺の中に入れるもの

父は9日に亡くなった
享年83歳
葬儀も無事に済ますことが出来た
喪主の役目は3度目
何度やっても疲れる

おくりびと」の映画のように
父の納棺の儀式をした
3年前の母の時は何を入れたか覚えていない
昨年11月の伯母のときは佐藤栄作からもらった表彰状を入れた
父の時は植木屋の半纏(はんてん)を入れようと思っていたけど
実家で探しても見つけられなかった
落ち着いたら見つけて形見にもらうつもり
結局「造園士」の免許状と日ごろ使っていた「お経」を入れた

長年連れ添った母を亡くしてのち
自宅から離れての4年間
病院の入院や施設の入所の生活の中で
あまり思いを語ることの無かった父は
いったい何を思っていたのかな…

タクシーの運転手さんが
「大変でしたね。お母さんが呼んだのかもしれませんね。身体に気をつけてください。思い出して泣くことも供養になりますよ。」
優しい言葉をかけてくれた